エンジニア不足がひど過ぎる!IT業界における人員確保のウラ事情!

プログラマー不足

いまのIT業界は、どこもエンジニア(プログラマー)不足で悩んでいます。

どの企業も開発したいサービスはあるのに、それを作れる人材が不足しているため、かなり困っている状態です。

とはいえ、なんとかしてエンジニアを確保してプロジェクトをまわしたい!

そこで、企業はエンジニアを確保するために以下のような手段をとります。下にいくほど優先度が低くなります。

  1. プログラミング経験者を採用する
  2. ゲストエンジニアを入れる
  3. 外注する
  4. 未経験者を採用する

企業が未経験者を採用するまでにどのようなことが起こっているのかを、僕視点になりますが紹介したいと思います。

経験者はどこの企業も不足している

まず、エンジニアが不足しているこの現状を考えればわかりますが、どこの企業も経験者が欲しくてたまらない状態です。

そのため、経験者に限っては常に募集している企業がほとんどです。

転職サイトなどで求人を出していなくても、企業ページの問い合わせフォームから申し込むと、あっさり面接まで話が進むこともあります。

キツネ

どこの企業でも経験者の需要は高い!

ただ、各企業が狙っているエンジニアはそれなりのスキルがあるため、より好条件の企業にとられてしまうことが多く、弱小企業は獲得できません。

少し前までは新卒が有利みたいに言われていた時期がありましたが、いまは圧倒的に経験者が有利なんですよね。

ほかの職種であれば、「空きができたから補充」とか「定員1名募集」みたいな採用枠だったりしますが、エンジニアはスキルがあればいつでも転職できます。

このエンジニア(プログラマー)不足は10年以上続くといわれています。エンジニア目線で考えれば需要が高いことは嬉しいですね。

ゲストエンジニアでその場をしのぐ

経験者採用が難しいといっても、プロジェクトはどんどん動き出してしまいます。

それまでにどうにかしてエンジニアを集めなければなりません。

そこで登場するのが「ゲストエンジニア(外部から出向できてもらうエンジニア)」です。

企業側だって、本音を言うとゲストエンジニアなんて入れたくないんですよ?

だってこのゲストエンジニア、コスパがとっても悪いんですもの。

大した経験のないエンジニアにお願いする場合でも、1ヶ月60万円~80万円くらいの単価を支払わなければなりません。

キツネ

自社の社員の2倍以上の給料をもっていかれるんだよね…

エンジニアが足りないから仕方がないのですが、どうしても相手の言い値になってしまうのが会社として痛いですね。

ちなみに、ここでおいしい思いをするのはゲストエンジニアの所属会社(派遣会社)であって、ゲストエンジニア本人ではないので勘違いしないように。

最終手段は「外注」か「デスマーチ」

企業はゲストエンジニアを入れてでも、なんとかして自社でプロジェクトをまわしたい理由があります。

  • 受注先から開発費をもらい売上にしたい
  • リスケ(再度日程調整をすること)が難しい

仕事を受注しお金をもらいたいのは当たり前ですが、リスケが難しいという理由も大きいです。

どうしても人が集まらない場合はプロジェクトのリスケも検討すべきなのですが、なかなかこれが難しいんですよね。

わかりやすくいうと、受注先の会社に「リスケしたい!」なんて言ってしまうと自社の信用を落としかねないので、無理してでもスケジュール通りに進めなければならないのです。

自社サービスを持っている企業であれば、リスケなどの融通がきくかもしれないんですけどね。

では、リソース(人員)調整ができない状態で案件を受注してしまった企業はどうしたらいいのでしょうか?

そこで最終手段「外注」の登場です。

簡単にいうと、人材の揃っている他の会社にプロジェクトをすべてお願いしちゃうのです。

受注先の会社 > 自社 > 外注した会社

上のように、自社はあくまで中継するだけのポジションになります。

受注先から開発費をもらい、外注の会社へは要求された分の開発費を支払います。そして、これらの差分を自社の売上とするのです。

デメリットは、リスケせずに済む代わりに売上が減ってしまうことや、依頼会社が問題なく開発できるかなどのリスクを負う必要が出てくることです。

ちなみに、ゲストエンジニアの確保ができないまま外注にも出さず、リスケせず、残っている社員だけでなんとかしようとすると「デスマーチ」と呼ばれるプロジェクトに変化します。

これはブラック企業が得意とするやり方なので、「会社選びに失敗したな」と感じたらすぐに転職したほうがいいです。長くいると精神が崩壊しますので。

未経験者をエンジニアに育てる

プロジェクトを回すための人員確保であれば、ここまで紹介した内容で何とかやれます。

ですが、こんなことを続けていては社員は増えませんし、会社も大きくなりません。

エンジニアが足りないからといって、いつまでのゲストエンジニア無双を続けていても仕方がありません。会社にうまみがありませんから。

そこで、経験者採用をしつつも、未経験者採用も並行して進めるのです。

ポテンシャルの高い未経験者であれば、しっかり教育することで数年で立派なエンジニアへと成長します。

ただ、なかには未経験者を採用してもたいした教育を受けさせずに、いきなりデスマーチ案件に飛び込ませる超絶ブラック企業も存在します。

会社選びに関しては、入社するまで分からないギャンブルみたいなところもあるので注意が必要ですね。

入社前にできることといえば、プログラミング研修をあてにせず、事前に独学やプログラミングスクールなどでスキルを身につけること

会社はあまり信用してはいけません。

最後に信用できるのは自分のエンジニアとしてのスキルだけです。

まとめ

エンジニア(プログラマー)不足によるIT業界の現状が、なんとなく伝わったでしょうか。

企業としても、会社を大きくするためには経験や学歴に関係なく、少しでもポテンシャルのありそうな人を採用して育てていくしか方法は残されていないんです。

そして、これはエンジニアを目指している方にとっては大きなチャンスでもありますよね。

学歴や経験がなくても未経験採用をしている企業であれば、エンジニアとして転職することができるのですから。

ちなみに転職先の企業は、さきほど紹介した「受注先の会社、受注した会社、派遣会社、外注会社」のいずれかになります。

エンジニアの需要が高いのは事実ですが、入社する企業を間違えるとブラック企業やIT土方とお友達になってしまう可能性があるので注意しましょう。

繰り返しになりますが、入社した会社がどのような社風でどのくらいブラックなのかなんて、入ってみるまでわかりません。

大切なのは、いつでもそこから抜け出せるように事前に独学やプログラミングスクールなどでスキルを身につけておくことです。

プログラミングスキルは転職した後だけでなく、転職活動でもかなり有利になるので無駄にはなりませんよ。

テキストのコピーはできません。